ゆるつり

釣りや日々の雑記など

立山連峰 雄山!

前回の西穂高登山で大変お世話になった通称「くじらや兄さん」が大江山登山に行きたがっているという話をT隊長から聞いた。

 

くじらや兄さんは足を痛めていて本格的な登山は難しそうなので大江山ぐらいがちょうどいいのではないかと思い、11月の3連休にでも一緒に行って山頂でラーメンでもすすって帰ってくるのはどうかという話になった。

 

とにかくオモシロそうなことにはすぐにのっかるオッサン達なので話はすぐにまとまり、3連休の初日の朝4時、とある場所にオッサン3人(くじらや兄さん、T隊長、わし)が集合した。

前回参加のI隊員は愛妻の許可が下りずに残念ながら今回は不参加。

しかし、大江山に行くのに早朝4時に集合する必要はないのだが?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なぜ早朝4時に集合したのかを説明するにはここで時間を前日に戻す必要がある。

以下は前日の職場でのやりとり。

T隊長「えーっと、明日は大江山じゃなくて立山に行きまーす。」

えっ?何をおっしゃっているのかよくわかりませんけど?

わし「立山ってどこやねん?大江山に行くんじゃなかったんか?」

T隊長「えーっと、立山北アルプスのー……」

それ以上は聞いても無駄だと判断したのでよく覚えていない。とにかく日帰りのようである。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

前置きが長くなってしまったが、このような理由でフラッと近所の大江山へ行くつもりがなんと立山へ行くことになってしまった。

まあT隊長のコーディネートは今まで外した事はないので安心といえば安心なんですけどね。

こんな感じでT隊長は今回もジャイアンぶりを遺憾なく発揮して車は一路立山方面へ。

 

そして朝の8時くらいに立山駅に到着。

車内の話では雷鳥が高確率で見れるらしく、ウキウキモードでカメラの準備に取り掛かる。

どうやら最初にケーブルカーに乗ってから次にバスに乗り換え、立山連峰の麓(室堂)まで行くらしい。

 

具体的にはこんな感じ。

立山駅から室堂まで約1時間です。

f:id:pisu8989:20191103142429j:image

 

立山駅の駐車場に車を置き、とりあえず出発〜!

f:id:pisu8989:20191103143259j:image


f:id:pisu8989:20191104012612j:image

f:id:pisu8989:20191104012608j:image

 


可愛らしいケーブルカーで


f:id:pisu8989:20191104012801j:image

f:id:pisu8989:20191104012758j:image

 

 

バスに乗り換え、走行中に滝やら大きな杉やらを見物。


f:id:pisu8989:20191104013044j:image

f:id:pisu8989:20191104013049j:image

f:id:pisu8989:20191104012942j:image

f:id:pisu8989:20191104013052j:image

 

 

さすがにもう11月、だんだん室堂に近づくにつれて、雪をまとった山の景色が見えてきた。

 

綺麗やなぁとか呑気な感想を述べていると、T隊長が「あの建物が建ってるとこに登るんやで」と衝撃の事実を告げた。

f:id:pisu8989:20191104013554j:image

 

げっ、完全な雪山やん❗️

今回もお得意の強行突破なのか?前回の西穂高ピラミッドピークの悪夢がよみがえる。

 

T隊長「大丈夫、大丈夫。大したことないから。」

わし「大したことないってあんたあそこ登った事あるん?」

T隊長「ない!」

わし「軽アイゼン(登山靴につける滑り止めの装備)持って来るって言ってたけど?」

T隊長「あっ車に忘れてしもた!」

わし「……。」

 

そもそも足を痛めているくじらや兄さんは大丈夫なのか?

くじらや兄さんは、「行ける所まで行ってみようかな。」などと呑気なことを言っている。

いやあんた足引きずってるやん!

登山者がよく山で死ぬ理由がなんとなく分かった気がした。

 

とにかく危なかったら引き返すことにして、とりあえず雄山※の頂上目指してとにかく登ってみることにした。

立山は日本の飛騨山脈北部、立山連峰の主峰で、中部山岳国立公園を代表する山の一つである。雄山、大汝山、富士ノ折立の3つの峰の総称である。雄山のみを指して立山ということもあるが、厳密には立山連峰立山と称する単独峰は存在しない。

 


f:id:pisu8989:20191104015249j:image

f:id:pisu8989:20191104015253j:image

f:id:pisu8989:20191104015257j:image

 

最初は無かった雪がだんだんと増えてくる。


f:id:pisu8989:20191104015514j:image

f:id:pisu8989:20191104015519j:image

f:id:pisu8989:20191104015523j:image

 

日陰の所は凍ってツルンツルン。転びそうになりながらも一歩一歩慎重に進む。

 

「一ノ越」という途中にある休憩ポイントで一休みして山頂を目指す。


f:id:pisu8989:20191104021755j:image

f:id:pisu8989:20191104021752j:image

 

 

ここでT隊長のお気に入りのポーズが炸裂。遠目から外国人が真面目にそれを見ていた。

「オウ、ニホンジンハミンナヤマデアンナポーズヲスルノデスネ」みたいな妙な誤解が生まれないか非常に心配である。

f:id:pisu8989:20191104022152j:image

 

一ノ越を過ぎると勾配がキツくなって岩山のような様相に変化する。


f:id:pisu8989:20191104022034j:image

f:id:pisu8989:20191104022031j:image

 

 

そしてなんとか雄山の頂上に到着!

f:id:pisu8989:20191104085012j:image

f:id:pisu8989:20191104085039j:image

 

その先に雄山神社なるものがあるので登山の無事をご報告。


f:id:pisu8989:20191104090522j:image

f:id:pisu8989:20191104090519j:image

 

 

やった❗️ 初の3,000m オーバー。

f:id:pisu8989:20191104022939j:image

 

 

眺めも最高❗️

f:id:pisu8989:20191104145154j:image
f:id:pisu8989:20191104145200j:image
f:id:pisu8989:20191104145157j:image

 

そしてここでもT隊長のお気に入りポーズが再び炸裂!

どうか立山連峰の神々の逆鱗に触れませんように…。

f:id:pisu8989:20191104023028j:image

 

くじらや兄さんも遅れながらも無事到着!

f:id:pisu8989:20191104023140j:image

 

頂上付近でカナダから来た登山家と談笑するインターナショナルなT隊長。

英語は話せなくても熱いハートがあればなんとかなるらしい。

f:id:pisu8989:20191104100124j:image

 

 

山頂で食べるカップヌードルは最高にうまい!

f:id:pisu8989:20191104023655j:image

 

写真を撮るのを忘れましたが、くじらや兄さんの特製ホットドッグがめちゃくちゃ美味しかった。

 

帰りは慎重に下山。

 

しかし今回の目当てであった雷鳥の姿が見えません。

おーい!雷鳥さーん そろそろ出番ですよーと叫んでみてもいっこうにその姿を見せてくれませんでした。

雷鳥さんとの面会が果たせず残念に思っていると…

 

 

 

思っていると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雷鳥みーっけ!

f:id:pisu8989:20191103220904j:image

 

こんなとこにおったんかいっ!とかこれぬいぐるみやん!とか関西人特有のノリで皆で言い合っていると中国人観光客がじっとコチラを見ている。

いかんいかん。また変な誤解を生んでしまう。

 

 

帰りのサービスエリアで名物の「富山ブラックラーメン」を食べたかったが、間違えて10点満点中6点ぐらいのごくごく普通のしょうゆラーメンを頼んでしまった。

f:id:pisu8989:20191103221126j:image 

 

………。

 

 

雷鳥さんに富山ブラックラーメン。

これはリベンジしなくてはなりません!

 

最後になりましたが、T隊長には行き帰りの運転やトータルコーディネートなど大変お世話になりました。

また、くじらや兄さんには、山頂での美味しいホットドッグや車内での楽しい話などありがとうございました。

おかげで最高の天気にも恵まれて楽しく貴重な経験が出来ました。

 

ありがとう、今回も最高に楽しかったぜっ!!

f:id:pisu8989:20191104071757j:image

 

おわり